今年の9月に南木曽でアーティスト・イン・レジデンスを初めてやって、3人のアーティストにきてもらって、そんでもって発起人の私もアーティストとして参加して、それはそれはもう大変だけど本当に幸せな時間だった。方法論などほとんどわからず手探り状態で始めた南木曽アーティスト・イン・レジデンス(NAIR)そもそもアーティスト・イン・レジデンスって一体どうやってやっているんだろう??そんな疑問を解決すべく、また自分の中で新たに湧いてきた疑問を明確にするべく札幌に向かいました。
2泊3日、S-AIR(札幌アーティスト・イン・レジデンス)主催のアートキャンプは、AIRを始めたい人向けの勉強、研修会のようなもの。だと思っていた。
でも蓋を開けたら、そこにはもうツワモノばかりというかすでに各所で始めている方たちばかりが勢ぞろい。北海道はもちろん青森、仙台、高知、長野、などなど。
1日目は、鳥取藝住祭の総合プロヂューサー林曉甫さん、城崎国際アートセンター館長田口幹也さんを講師に迎え、それぞれの事例をご紹介いただいた。そのあたりから、情報量が多くてうーーん、となってしまって、さてあと2日どうなるのか?と思う夜。鳥取の事例でお話しいただいたことは、様々な立場の人たちとどう、プロジェクトを進めていくのかということ。思いとは別に、まず実行するためにどう人とつながっていくのか。私がそれまで、いかに使いたくない「アート」というものを使ってし話てしまっていたのかということを自覚させられた。「アーティスト・イン・レジデンス」をどう因数分解していくのかということが鍵になる。分解した一番の最小単位は、やっぱり人であること。ゆえに、とことん相手の立場になって付き合うということ。話すこと。それはお酒の席だったりお祭りだったり、草刈り作業だったり。と、いうことは今までやってきたことだ、でも私はどこか離れて接していたのかもしれないな、と振り返って思う。AIRをやって、町の人の心に少しの風が吹けばそれはもうとても嬉しいことで。こどもたちが楽しんでくれたらそれはこっちまで楽しくなるわけで、廃校になった校舎が生き生きとすれば、この土地に訪れるひとも増えるんじゃないか、とか。その思いの伝え方ってわたし自身に責任があるのだとしたら、それを全力でやれていなかったのかもしれないな、とさまざまな思いが去来するのです。もっともっとできることがあるはずだ。最終日わたしの感想と話し合いたいことに、同じ思いをもった人材を見つけることが困難、どうすればいいのか、というかなりアバウトな相談ではあるが、それを受けて、具体的な話しをいただいたことは貴重なことだった。それまであまりHOW TOを気にしていなかったわたしには、不足していることをガツンを言われている気分だった。
でも蓋を開けたら、そこにはもうツワモノばかりというかすでに各所で始めている方たちばかりが勢ぞろい。北海道はもちろん青森、仙台、高知、長野、などなど。
1日目は、鳥取藝住祭の総合プロヂューサー林曉甫さん、城崎国際アートセンター館長田口幹也さんを講師に迎え、それぞれの事例をご紹介いただいた。そのあたりから、情報量が多くてうーーん、となってしまって、さてあと2日どうなるのか?と思う夜。鳥取の事例でお話しいただいたことは、様々な立場の人たちとどう、プロジェクトを進めていくのかということ。思いとは別に、まず実行するためにどう人とつながっていくのか。私がそれまで、いかに使いたくない「アート」というものを使ってし話てしまっていたのかということを自覚させられた。「アーティスト・イン・レジデンス」をどう因数分解していくのかということが鍵になる。分解した一番の最小単位は、やっぱり人であること。ゆえに、とことん相手の立場になって付き合うということ。話すこと。それはお酒の席だったりお祭りだったり、草刈り作業だったり。と、いうことは今までやってきたことだ、でも私はどこか離れて接していたのかもしれないな、と振り返って思う。AIRをやって、町の人の心に少しの風が吹けばそれはもうとても嬉しいことで。こどもたちが楽しんでくれたらそれはこっちまで楽しくなるわけで、廃校になった校舎が生き生きとすれば、この土地に訪れるひとも増えるんじゃないか、とか。その思いの伝え方ってわたし自身に責任があるのだとしたら、それを全力でやれていなかったのかもしれないな、とさまざまな思いが去来するのです。もっともっとできることがあるはずだ。最終日わたしの感想と話し合いたいことに、同じ思いをもった人材を見つけることが困難、どうすればいいのか、というかなりアバウトな相談ではあるが、それを受けて、具体的な話しをいただいたことは貴重なことだった。それまであまりHOW TOを気にしていなかったわたしには、不足していることをガツンを言われている気分だった。
そして、2日目は、札幌市内のホットな場所へ。
札幌市資料館、Maker's Base、500m美術館、HUG、へGO。このどれもが素晴らしかった。重要文化財を生き返らせたSIAF(札幌国際芸術祭)が今はラボとして運営。でもここには幾つかの団体が使っており、その稼働率はほぼ毎日。札幌市が芸術・文化振興施設としてここを活用する方針を打ち出したとはいえ、市民ギャラリーとしてまたSIAFのプラットホームとして機能しているのは、我がレジデンスの舞台旧妻籠小学校は今過渡期にあり、その行く末にも通じるものがある。Maker's Baseはものづくりが大好きなひとにとっては夢のような場所で、金工、金工出身の私がみても羨ましいほどの充実ぶり!木工、陶芸、テキスタイル、講習を受ければ誰でも会員になり利用料を支払い使えることができるという仕組み。500m美術館は大通駅の地下の壁にながーーく続くまちかど美術館といった位置づけ。応募はとても多くて、だれもがここで展示したいと思うナイスな場所。
札幌市資料館、Maker's Base、500m美術館、HUG、へGO。このどれもが素晴らしかった。重要文化財を生き返らせたSIAF(札幌国際芸術祭)が今はラボとして運営。でもここには幾つかの団体が使っており、その稼働率はほぼ毎日。札幌市が芸術・文化振興施設としてここを活用する方針を打ち出したとはいえ、市民ギャラリーとしてまたSIAFのプラットホームとして機能しているのは、我がレジデンスの舞台旧妻籠小学校は今過渡期にあり、その行く末にも通じるものがある。Maker's Baseはものづくりが大好きなひとにとっては夢のような場所で、金工、金工出身の私がみても羨ましいほどの充実ぶり!木工、陶芸、テキスタイル、講習を受ければ誰でも会員になり利用料を支払い使えることができるという仕組み。500m美術館は大通駅の地下の壁にながーーく続くまちかど美術館といった位置づけ。応募はとても多くて、だれもがここで展示したいと思うナイスな場所。
500m美術館はとてもながーーーーい
扉を開けると、そこは別世界!!
最後には、北海道教育大学が運営するギャラリーHUG。ここでは、アジアフォーラムの会場になり、今回私たちも参加させていただきました。そして、大物アーティスト。ディン・Q・レ氏による、彼自身のAIR体験の話や自身が主催するAIRの話。そしてリノ・ブース氏による、自身のArt Project「White Building」「Sa Sa Art Project」の話はとても面白かった。いろいろ、本当にたくさんのお話があって、引き込まれるばかり。そしてかつてS-AIRで参加したアーティストモニカ。彼女のアートをする中での社会情勢や時代の話は、日本にいる私にとってはまったく感覚の違うものだった、だからこそ表現をすることをやめないモニカがすごいな。(とても活躍しているアーティストを前にしてなんてことを言うんだと思うけれど)
と、ここまでで、もうお腹いっぱいなのだけれど、このあとの交流会が面白かった。そこで肩の力が抜けた話ができてとてもいい時間でした。ディンさんもリノさんも飾らない人柄に一気にファンになってしまった。どうしてそんなオーラをだせるのかなぁ。とか思うと、これは持って生まれたものなんだろうか。
と、ここまでで、もうお腹いっぱいなのだけれど、このあとの交流会が面白かった。そこで肩の力が抜けた話ができてとてもいい時間でした。ディンさんもリノさんも飾らない人柄に一気にファンになってしまった。どうしてそんなオーラをだせるのかなぁ。とか思うと、これは持って生まれたものなんだろうか。
札幌教育大学が運営している、HUGギャラリー。おもしろーい建築!
リノ・ヴース Art Project Sa Sa Art Project
ディン・Q・レ 通訳さんとの息もぴったりだった
彼のAIR体験コロンビアのメディリンという超絶治安の悪いところだった。が、イタリアの5つ星リゾートのAIRよりもエキサイティングだったと話していた。それも不思議なこと、安全安心かつ恵まれた環境ではクリエイティブ活動は鈍るのだ。
最終日、まとめとして、今までの感想やみんなで話会いたいことをそれぞれ出し合う。ここにきて、聞きたいことを聞きまくるという、そしてかなり根源的な、でも未来を話合うようなことに発展していきました。AIRをしたい、している人は、アーティストという人が多くて、みんな自分が作品を作る側ではなくて応援する側になったり。そしてそもそもアーティストの行き着くところはどこ?成功とは?こういう話になると、これは、、、もう個々人ん話になってしまってぐるぐるとなってしまうのだけど。でもアート業界というものがもっと広がっていくためには、その問いは必要なのだ。
今回このキャンプが終わっても、みんなそれぞれの課題を持ち帰って解決に向かうはず。私もそう。
収まりが悪いですが、、ありがとうございました。とても楽しくて濃い時間を過ごせたアートキャンプでした。S-AIRのみなさま、講師のみなさま、そして一緒に参加したみなさまありがとうございました。エンジンかけていきたいと思います。
今回このキャンプが終わっても、みんなそれぞれの課題を持ち帰って解決に向かうはず。私もそう。
収まりが悪いですが、、ありがとうございました。とても楽しくて濃い時間を過ごせたアートキャンプでした。S-AIRのみなさま、講師のみなさま、そして一緒に参加したみなさまありがとうございました。エンジンかけていきたいと思います。