9月1日から怒涛のような毎日を送ってきた4人のアーティスト。知らない町でどうしてこんなにも前向きにやる気に満ちていられるのだろう。きっと町の人はそう思ったに違いない。アーティストたちの気持ちが伝播してひとり、またひとりと支えてくださる方が増えていきました。「頑張ってるね」「毎日遅くまでご苦労さま」「どんな作品になるの?」「ご飯はどうしてるの?」小学校で制作していると毎日誰かがやってきて差し入れをくれました。手作りのコロッケ、ピザ、おにぎり、お漬物、お弁当。女の子だからと甘いケーキまで買ってきてくださいました。私たちの制作をずっと見ていてくれた方たち。そうやってnairはできています。最後の2日間、ここでの成果発表としての意味も含め展覧会を行いました。多くの方に見て欲しい。堅苦しいアートはいやだよね。誰もが楽しめるアートがいいよね。そのためにはどうするか、常に考え挑戦しているアーティストの姿は、力強く生き生きとしていました。遠くにいる人たちのために何が起こっているか発信したい。HPも充実させました。このHPを見てくれていた方々へ、少しでも雰囲気が伝わりますように。そしてありがとうございます。まだまだ更新しますのでお楽しみに。
開場すぐにお客様がたくさんいらしてくれました。
今回、展覧会についてアンケートも行いました。
展覧会の案内図
ほぼ全部の教室を4人で、そして廊下や踊り場もアート作品になりました。博物館の資料庫としても使われている教室も当日は公開しました。
一つの蔵から出てきた農耕具や民具を見ることができる貴重な機会となりました。
ほぼ全部の教室を4人で、そして廊下や踊り場もアート作品になりました。博物館の資料庫としても使われている教室も当日は公開しました。
一つの蔵から出てきた農耕具や民具を見ることができる貴重な機会となりました。
1階廊下にて
添野 郁さんの作品「KISOJI」
添野 郁さんの作品「KISOJI」
2階廊下にて
Anna Gonzalez Noguchiさん作品「動き方」
Anna Gonzalez Noguchiさん作品「動き方」
アーティストトークは、地元の妻籠宿にお住いの方にも参加いただき対話形式で行いました。地元の方の感想や視点を聞いて話せる貴重な時間となりました。
作品解説をする宮内理さん
目の前にはずらりと人が並んでいます。
古い学校の階段の手すり 風合いが美しいです
Annaのポートフォリオは日本語と英語と。
学校にあった備品で案内板も作れます。
こんなところからもこどもなら入れてしまいます。当時のこどもたちもこうやって遊んだのだろうな。
ひのきのかんなくずのワークショップのときにこどもたちが描いた絵も作品になっています。
Anna Gonzalez Noguchiさん作品「霧の中」を興味深々に眺めています。
司会進行には木曽路美術館学芸員 北川直さん。
作品は窓からも覗けます。
当時の小学校にいた町の人は毎日のように雑巾がけを競争して、ピカピカにしていたそうです。
日没には展覧会無事終了しました。本当にみなさまありがとうございました。